檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


二年前。

私は逃げた。

琉生に助けられて。

星龍から逃げ出した。

凛月から離れた。

もう二度と会わないつもりだった。

だけど――。

見つかってしまった。

二年ぶりに。

再び凛月に。

「耐えれねぇよ」

凛月の声が響く。

扉の向こうで。

琉生は拳を握り締めていた。