檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


その頃。

倉庫では。

蒼依と琉生が話していた。

「気付いてますよね」

蒼依が言う。

琉生は無言。

「愛葉さんです」

静かな声。

「どんどん追い詰められてる」

琉生の眉がわずかに動く。

蒼依は続けた。

「このままだと」

言葉を切る。

その先は言わない。

でも。

二人とも分かっていた。