檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


「おはよう」

凛月は自然に愛葉の席まで来る。

そして。

机に肘をついた。

「体調どうだ」

いつもの会話。

だけど。

周りの空気が少し変わる。

美咲たちは気を遣うように席へ戻っていった。

「元気だよ」

そう答える。

凛月は満足そうに笑った。

けれど。

愛葉は小さな違和感を覚えていた。