檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


「そんなことないよ」

苦笑しながら答える。

すると。

少し沈黙が流れた。

『なぁ』

凛月が呼ぶ。

「ん?」

『今日やめねぇ?』

その言葉に。

愛葉は固まった。

「え?」

『別の日でもいいだろ』

優しい声。

怒っているわけじゃない。

でも。

なぜか胸がざわつく。