檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


放課後。

帰り道。

凛月は静かだった。

しばらく歩いてから。

ようやく口を開く。

「健太ってやつ」

愛葉は足を止める。

「え?」

「仲良いのか」

まただ。

そう思った。

「普通だよ」

答える。

すると。

凛月は小さく息を吐いた。

「そうか」

その声はどこか冷たかった。