檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜

放課後。

校舎を出たところで足を止める。

少しだけ考える。

凛月に聞くのは違う気がした。

愛流に聞けば茶化されそう。

玖音はきっと総長の味方。

蒼依は……少し怖い。

だから。

自然と足は海里の方へ向いていた。

「海里くん」

声をかける。

海里は自販機の前で振り返った。

「ん?」