君を、何度でも愛そう。



「こんにちは」


笑い方そっくり!!


「こんにちはっ。あの、綾で……!」


最後まで言えず、後ろから口を塞がれた。


「そんな奴に名前なんか教えんでいいが」


……京?

……そういえば、お父さんとはしばらく話してないって言ってた……。



「ご飯できたけん」


京は綾の手をとり席に促す。ご飯をテーブルに並べる京ママを見ると、気まずそうに笑った。


やっぱり触れない方がいいのかも、と思いながら、京ママ手作りの美味しいご飯を食べた。



「部屋に戻ろ」


食べ終えてすぐにそう言った京。片付けをする京ママを見て、綾は首を横に振った。


「お手伝いする!」

「やだっ、可愛い!」

「はぁ……じゃあ荷物持ってくるけん。陸たちと遊ぼ」



え? 京は手伝わないの? そう言う前に、京は2階に上がって行ってしまった。