京の部屋に入ってまず思ったのが、シンプル。丸い黒のテーブルに沿ってクッションが並んでいる。
京がロングクッションに座ったので、綾も隣に座った。
沈黙が空気を重くして、気まずさからうまく息ができない。
「……いつもあんな感じなの?」
沈黙に耐えられず口を開くと、京は綾をチラッと見て、すぐ目を逸らした。
聞いちゃダメだったかな……。
「…いつもじゃないけん」
「そっ……か」
京は、今の気まずい関係を直そうとしてくれてるのかな……?
そうだったら、嬉しい。
本当にそうだとしたら、この機会を逃すわけにはいかない。



