「……けぇ……」
両手を伸ばして、京の顔を引き寄せる。
長い長いキスをした。甘くて、深いキス。
あたしが求めると、京が答える。京が求めれば、あたしが答える。
まるで愛を求めるように。
まるで愛を確かめるように。
……ねぇ、京。
京がくれた数々の愛を、あたしは一生、忘れない。
愛するがゆえに、迷って、戸惑って、進むのをためらい、足踏みしてきた。
ずいぶん遠回りしたよね。
何度も挫けそうになりながら、何度も立ち上がってきたその愛が、未来のあたしを支えていく。
これから一生、あたしは京の隣で笑い続けるよ。
部屋の明かりが消えた代わりに、天窓から降り注ぐ月の光が、愛し合うふたりを照らしていた。
眠るまで、キスをして。
触れて、抱き締めて、ときには愛の言葉を囁いた。
眠るまで、何度も、何度も。



