君を、何度でも愛そう。




2度目の京の家。今さらだけど、いきなり泊まらせてもらうなんて、家族の人驚かないのかな……。


「どーぞ」

「お……お邪魔します」


すぐに、奥から人影が見えた。


「帰ったのー? ……あらっ!? 綾ちゃん、久しぶりね〜っ」


パタパタとスリッパの音を立てて来たのは、京ママだった。


京は特に気にとめる様子もなく、靴を脱ぎ始める。


「今日泊めるけん。風邪引いちょるんじゃけど、親が仕事でいないけん」

「あらやだっ、大丈夫? お粥作る!?」

「いえっ、大丈夫です!! あ、あのっ、お世話になります!」


勢い良く頭を下げると、「ゆっくりしちょってね」と京ママは優しく笑って、リビングに戻っていった。


あっけなく泊まることを許され、肩の力が抜けていく。


「先に俺の部屋行っちょって」

「え、あっ、うん!」


一度リビングに向かった京の背中をしばらく見つめて、ドキドキしながら京の部屋へ続く階段を上った。