只今の時刻12時40分、お昼休み。場所は裏庭の草むら。メンバーはあたし、京、理一、陸、陽子の5人。
「裏庭って……ベタ……」
ボソッと呟いた理一の背中を叩く。
「理科室よりはマシでしょ!」
あたしたちの視線の先には、告白するために朋を呼び出した和也がいる。
落ち着きなく立ち止まる和也は、あろうことか隠れているあたしたちに向かって来た。
「ちょっと! 何来ちゃってんの!」
「無理! 緊張で死ぬ!」
「アホか! 朋来ちゃうが!」
「男見せんじゃろ!?」
京と理一が何とか励まそうとするけど、和也は「無理むり!」としか言わない。
「何言うか忘れたけん!」
「知らんがそんなもん!」
理一が和也の頭を叩いたその時、朋がやって来た。
「やべー! 来ちゃったが!」
「ったりめーだろ! いいから早く行け! 俺らがいることバレるじゃろ!」
理一の罵倒も虚しく、朋が早々とあたしたちに気付いてしまった。



