君を、何度でも愛そう。


─────……


「ふぁ〜」

「京おはよ〜……」

「はよー……」


今日は何とか寝坊しないですんだ……。

洗面所で京と挨拶を交わし、ふたり一緒にリビングへ向かう。


「あら、早いわね。おはよう」

「「おはよー……」」


フラフラしながらダイニングテーブルに座り、とりあえずぼーっとする。


「ははは! ふたりはよく似ちょるな!」


ソファーで新聞を読んでいた京パパが、あたしと京を見て笑い出す。


「似ちょらんよ……」


頬杖をついて、瞼を閉じる京はウトウトしている。


「似ちょるが~っ。行動とか雰囲気が」

「京パパ元気だねー……」


何で春の朝は、こんなに心地いいのか……。


「慣れない早起きはするもんじゃないけんね」


クスクス笑う京パパ。京ママは、温かいミルクティーを出してくれた。


すぐに手を伸ばすあたしを見て、京ママが笑っている。


「やっぱり家に女の子がいると、華やかになるけんね〜」

「ふふっ……あたしに華は咲いてないよ〜」

「また寝ぼけちょるぞ綾」


ポカっと軽快にあたしの頭を叩いたのは、黒髪になった律兄。


「あ……京のそっくりさーん」

「……おい京。綾に早起きさせんのやめろや。ニヤニヤしちょって気持ち悪か」

「んー……。ふっ……」

「京まで寝ぼけちょるんかい!」


毎日、賑やかな朝の風景。
今日も楽しい1日が、始まる。