分かってるよ。 京の想いは、本物だって。 揺るぐことのない真っ直ぐな愛だと、今なら分かる。 そしてあたしは、その愛を受け止められる。 他の誰でもなく、君が、愛する強さを教えてくれたから。 「……けぇ……」 「……ん」 君と出逢って、あたしは初めて恋をした。 咲いた想いは枯れることなく愛を欲しがり、君に向かい続けた。 君が笑ってくれれば、それでいいから。 「愛してるよ。京はあたしの……光……」 孤独なあたしを、闇に彷徨うあたしを、照らす光。