君を、何度でも愛そう。



「確かに……心臓が悪いと、罪の意識にさいなまれ、中脳と関連して不安感や絶望感におそわれやすい傾向に至ると言われちょります」


俺の絶え間ない発言に、先生もおじさんも驚いている。


……16歳が話すような内容じゃないから、当たり前だ。


だけどそんなことは気にせず、続けた。


「……だけど違う。綾の場合は逆だけん。心が弱いから、不安感や絶望感におそわれやすい。それが、発作として現れちょるんです」


そう考えると、綾が発作を起こした時期、原因も理解できる。


「……まさかそんな……」

「不確かな原因なのは変わらん。だけどこの考えなら、手がかりができるけん」


おじさんが躊躇いがちに俺を見て、俺は再び、ゆっくりと口を開く。


「綾は今、心が病んどるんです」


綾はあの日から……お母さんが亡くなっちょー日から、心に傷を負ったままなんだ。


「……じゃあ……精神科で治療すればいいと……?」


先生の言葉に頷きちょー気がするけど、それじゃダメだ。


「精神科に連れてったら、もっと病んでしまうけん」

「じゃあ……どうするんだ……」


綾は今までずっと苦しみながら、病気と闘っちょった。


それなんに、精神まで危険と判断されたら、綾は傷つくに決まっちょる。


ギュッと、膝の上で拳を握った。