「京く……あ、みんなも来てたんだね。ありがとうね」
病室のドアから、おじさんが現れた。みんながお辞儀をすると、おじさんは微笑んでから俺に手招きをした。
「ちょっといいかな」
「……はい」
先に廊下に出たおじさんを見て立ち上がり、みんなに「ちょっと行ってくる」と声をかけてから病室を出る。
「どうしたんですか」
廊下に出ると、申し訳なさそうにおじさんは口を開いた。
「今から、検査の結果を聞きに行くんだけど。……京くんも来てくれないかな?」
……俺も?
「大丈夫ですけど……なんで……」
「京くんにも……聞く権利があると思うんだ。いや、違うな……一緒に聞いてほしいんだ」
その顔からは、不安が滲んでいた。
……奥さんを亡くして、たったひとりで育てた愛娘まで失いそうになったんだ。
不安になるのは当たり前だ……。
「分かりました。行きましょう」
ニコリと笑い、おじさんと一緒に検査結果を聞きに行った。



