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──コンコン。
「はい?」
次の日、俺と和也は学校が終わってから綾の病室へ訪れる。おじさんに、これからも来てほしいと許可をもらった。
ドアを開けると、少し驚いたような綾の姿。
「具合はどう?」
「あ……大丈夫です……」
……やっぱ敬語になるんか。
俺と和也は、ベッドの横に置いてあるイスに腰掛ける。
「今日はいいもん持ってきたけんね〜」
和也は持ってきた紙袋から、卒業アルバムを取り出した。
「これが小学の時の卒アル」
和也はベッドに付いているテーブルに卒業アルバムを置き、ページをめくる。
綾は戸惑いながらも、開かれたページに目を落とした。
「……あ」
そのページには俺と陸、陽子と綾の写真が載っていた。
「小6の時だけん」
綾は微笑んだ俺を見上げて、また写真に目を通した。
「この子……昨日、泣いてた……」
指差した先には、笑ってる陽子の姿。和也は椅子から立ち上がって写真を指差す。
「これが京、陸、陽子だが。お前ら、小4から小6まで同じクラスだったけん」
「……そう……なんだ?」
「ちなみに俺は和也な! 小5の時に、同じクラスだったけん!」
ニカッと笑う和也に、まだ表情は硬いけど、綾は笑顔を返した。
「とりあえず、名前くらいは知っちょいたほうがいいじゃろ? 友達なんじゃし」
そう言いながら、和也は中学の卒業アルバムも取り出し、綾の前に広げた。



