君を、何度でも愛そう。



「あたし……後夜祭の時にも綾から聞いちょったけん。京くんと理一くんから離れるって……。それは分かっちょったんじゃけど、何で他の友達とも離れる必要があるんじゃろう……って」


それは……。


「俺らの中で意見が割れちょって、気まずくなったからだけん。綾も綾で、俺らから離れちょーって感じで……」


俺がそう言うと、梢先輩が強く首を振った。


「違うが……それも、あったけど、違う……っ」


梢先輩の目に、理由の分からない涙が溜まる。


……違う? 何が?


「あたし……ほんとに………少しも気づかんくて……っ」


……他に理由があるのか?


「……綾、言っちょった……。京くんと理一くんが……ここにいるみんなのことが、どれだけ大切か……」


そんな話を……したんか?

俺らに、もう関わりちょーないって感じだった時に……?


「あた、あたし……っごめんなさい……! もっと、こうなる前にっ……早く言うべきだったけん!」


梢先輩が浮かべた涙を見て、俺らに嫌な緊張感が走る。


「綾っ……京くんの夢の理由を……たまたま聞いちゃったらしくて……」


京の夢の、理由……。綾も知らんかった?


和也や陸を見ると、強張った表情をしていた。