「京!」
「綾!」
倒れかけたあたしは京に支えられ、そのままふたりで地面に倒れ込んだ。
京は身を挺してあたしの下敷きなる。
「綾っ、大丈夫かや!?」
すぐに京はあたしを支えて、上半身を起き上がらせる。
頭がクラクラして、気分が悪い。
それでも必死に京から逃れようとする。
「何でもないってばっ」
押し退けているハズなのに、京はびくともしない。
「具合悪いかや!?」
京はあたしの手をつかんで、何か言ってる。
視線が定まらない。
「ほっといて! 触らないで!」
――嫌だよ。
やめて。
みんなの前で、発作なんか起こしたくない。
京に心配をかけてしまう。
理一にバレてしまう。
あたしのしてきたことが、意味のないものになってしまう。
精一杯の力を振り絞って立ち上がると、慌てて京も立ち上がった。



