君を、何度でも愛そう。


───…



木々が紅葉し始め、風が冷たくなってきた。


服も半袖から長袖に変わり、木々に囲まれたこの田舎は景色全体が赤みを帯びて、とても綺麗。



「綾っ、聞いちょるの!?」


窓の外を見ていた綾は先生に怒られる。


「聞いてまーす」


適当に返事をしてふと隣の京を見ると、口パクで何か言っている。


ば・か……バカ!?


怒った顔をすると、京が変な顔をしてくる。綺麗な顔のあまりの変貌ぶりに吹き出して笑ったら、また先生に怒られた。


も〜っ、京のバカっ!


「はぁー。綾も京もいい加減にしんしゃい!」

「「すみませーん」」



綾と京は問題児だと、先生にもクラスメートにもよく言われる。


自覚はないけれど、別にそれでも良かった。


ふたりだけの空間が、楽しかったから。