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あっという間に時は過ぎて、今日は夏休み最後の日。
「それでっ!?」
「……家まで送ってもらった」
「ぎゃー!! おめでとう!!」
「綾、声デカいけんっ!」
今日は綾の家で綾、京、陽子、陸の4人でパーティー。
キッチンで、一生懸命作ったクッキーのできをチェックしながら、陽子の恋バナを聞いていた。
どうやら陸に初めて家まで送ってもらったらしい。
「陽子が幸せだと綾も嬉しい」
「何言っちょー。綾なんて2人で遊んどるんじゃろ? あたしにはまだ無理だけん」
「他の恋と比較しちゃダメ!! 今のペースで大丈夫だよっ」
「……うん。頑張る」
素直な陽子が可愛くて、思わず飛び付く。
「よーこ! 好きっ!!」
「あははっ。何かや急にー!!」
「仲いーなー」
「うわ! ビックリしたぁ……」
つまみ食いでもしにきたのか、京がキッチンに顔を出した。
その手にはやっぱり、まだ冷め切ってない四角いクッキー。
「ちょっと! まだダメだよっ」
「まー、俺と陸ほどではないけん」
「何それ! 綾と陽子の方が仲いいもんねっ」
「何言っちょー! 俺と陸は幼稚園から一緒だけんっ」
誇らしげに言う京に驚く。
陸とそんなに一緒だったんだ……。
「俺と陸の間に入れる奴なんていないけん」
それって綾も入れない? なんて、聞けるわけない……。



