久しぶりの学校だからなのか……ダルい……。
紙パックの紅茶を半分飲んで、おにぎりには手をつけず、あたしは机に突っ伏していた。
だんだんと教室が騒がしくなる。
……昼休み、終わる頃かな。
このまま寝てしまおう。そう思った時だった。
──ガタンッ。
あたしの前の席で、誰かが椅子に座った音がした。
……和也かな。
──パシャ。……水の音?
不思議に思っていると、頭の上から声がかけられた。
「ちゃんと昼飯食べちょー?」
ゆっくり顔を上げると、前の席に京が座っていた。
「まさか、これだけかや?」
パシャパシャと音を立てていたのは、あたしの紅茶だった。
京は紙パックを左右に揺らして、机に置く。
「痩せちょーね。ちゃんと食っちょる?」
淡々と話す京。
自分が呆気に取られていることに気がつき、あたしはパッと視線を窓の外に向ける。
何で話しかけてくるの……。



