少し歩いて食堂に向かう。
「あんら〜! すごい色だが〜!」
売店のおばちゃんが、あたしの髪を見て驚く。
「ははっ、すごいでしょ。……紅茶ある? あったかいの」
「はいはい。120円だが〜」
あたしは財布から150円を出して渡す。
「すごかね。あの色」
「あの子どうしたが」
視線と会話が体に突き刺さる。
売店は食堂の中にあって、食堂で昼ご飯を食べてる生徒がザワザワと騒ぎ出す。
……京たちもビックリしたかな。
食堂に入った時、あたしは目ざとく京たち7人を見つけてしまった。
古くさい木造の食堂。学食と言うより、田舎の和食処っぽい。
それなりに安くて美味しいから、前はあたしもよく来ていた。
「はい紅茶〜」
おばちゃんが、紅茶とおつりを持ってきた。
「ありがとう」
「まさか昼それだけかや?」
おつりを財布に入れてると、おばちゃんが聞いてきた。
「うん。これだけだよ?」
さらっと言うと、信じられないと言う顔をされる。



