「和也〜!」
「うおっ! あっぶねぇ!」
校庭に行くと、和也と京が花壇の縁に座って、陸と理一は地面に座って話し込んでいた。
「何するが綾っ。危ないじゃろ!」
「焼きそば食べた〜い」
「だからって突き飛ばす意味が分からん! 危うく落とすとこだったが!」
「えー……ノリ?」
「……もういいけん」
和也は呆れて、食べかけの焼きそばをあたしに差し出す。
「やった!」
立ったままご機嫌に食べ始めると、京が和也に耳打ちをしている。
「綾、意外に暴力的だけん。気をつけんと、いつか怪我するが」
「そういえば俺、中学ん時に横腹殴られたが……!」
………。
「俺も小学ん時よく蹴られたが」
「綾コエー」
「聞こえてるんですけどー!」
あたしが怒ると、みんなが笑った。
「ふんっ! 和也、ごちそうさまっ!」
「全部食べちょー!? 早っ」
「和也ドンマーイ」
理一がケラケラ笑うと、和也が怒り出した。
その光景を、みんなで笑って見る。いつものあたしたち。



