「理由がもうひとつあるけん」
もうひとつ……?
「俺知っちょる」
「陸知っちょるん!? ずりーっ! 俺らにも教えろよー!」
京の夢の理由は、ふたつあるの?
「………」
あたしは必死に耳を澄ました。
「綾の病気を治したいけん」
「……綾の病気?」
「綾って……お前……」
「……京」
朋と和也と、陽子の声がする。
「朋……綾が病気なん、やっぱり知らんかったかや?」
「……知らない……全然……本当に?」
「……中学の修学旅行の時、綾体調崩しちょったでしょ? あたしたちと遊園地行けなかった時だけん」
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