君を、何度でも愛そう。



文化祭2日前。それぞれが準備をしている頃、あたしは足りなくなったペンキや筆を取りに美術室に向かっていた。


カラースプレーあるかなぁ……。あれ楽なんだよねぇ。


ガラッと美術室に入ると、文化祭の為に買われたペンキや筆が、ひとつの机にズラリと並んでいた。


「お〜。あっ! カラースプレーあるじゃ〜ん」


ひとりテンションが上がるあたしは、両手にカラースプレーを持つ。


表示シールを見ていると、背後から声がかけられた。


「綾」


反射的に振り返ると、ひとりの女の子がドアに手をかけ立っている。


「……麻実?」


何か嫌な感じがして、チクリと胸がうずく。


なんでパンフレット担当の麻実が、美術室にいるの……?


その疑問は、すぐに分かった。



「京のことで話があるけん」