君を、何度でも愛そう。


──────…


「ほー。では綾さんたちは看板作りをしちょるんですね」

「そうだよ〜」

「意外に大変だけん」

「ふふ、そうみたいだね」


文化祭が明後日に迫った、進路別学習の時間。


あたしと京と担当のじぃじ、3人しかいない未定クラスは、ほぼ毎回雑談をしている。


「今は大変じゃろうけど、きっといい思い出になるけんね。頑張りんしゃい」


じぃじは柔らかく笑うと、読んでいた本に目を落とした。


じぃじ……授業は?


「明後日か〜早かね」


シャーペンをくるくる回してあたしを見る京。


「明日には終わらせて、校門に飾らないとね」

「だな〜」


あたしは無意味に携帯を開いて、閉じる。