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「じゃーね」
「どんな授業したか教えてね」
「ははっ、おっけぇ~」
朋に手を振って、あたしは未定クラスの教室、視聴覚室へ向かう。
進路別学習かぁ〜……。
あたし、特に好きな教科ってないからなぁ。
朋は美術クラスで、理一と和也は文系クラス。
陸も文系だったな。陽子は理数系で……京も理数系だろうな。
あたしは絶対、理数系じゃないな。
そんなことを考えている間に、視聴覚室に着いた。ガラッとドアを開けると、誰もいない。
「……あれ?」
何でだろう。
視聴覚室っていうから、たくさん生徒がいるんだと勝手に思っていた。
まさか、あたしひとり?
広い視聴覚室の真ん中に、ぽつんと座る。
本鈴を告げるチャイムが鳴って、あたしは黙って先生を待つ。
「ほんとにひとりだ……」
本鈴が鳴っても、生徒は誰ひとり来ない。
みんな、ちゃんと選んでるんだなぁ〜。
呑気に考えていると、先生が入ってきた。



