君を、何度でも愛そう。



「……進路別学習って何かや」

「……え?」

「京くん、知らんの?」


朋が尋ねると、京は頷く。


「あのね、うちの学校、進学校にしようとしちょるらしくて、1年の後期から理数系文系とかに分けた進路別学習が、時間割に加わるけん」

「そぎゃんことして意味あるのかや」

「京、決めてないの?」

「いや、何か転入手続きした時プリント渡されて、丸つけた気が……何にしちょったかや」


覚えてないんだ……。


「5時間目が進路別学習だけん。それまで担任に聞きに行けばよか」

「そーする。ありがとな」


京はにこっと笑って、教室を出ていった。


「………」

「綾?」

「ん? 何?」

「……京くん、気にしちょる?」

「んー……いや、慣れたかなって」

「学校に?」

「うん。まぁ慣れたよね」

「そうだね。友達もいちょるし」


うん。そうなんだけど……。何かなぁ……。


あたしは考えるのをやめて、朋との会話に戻った。