───ダダダダダッ。駆け足で2階に上がり、勢いよく部屋のドアを開けてベットにダイブする。



「きゃ─────!!」


ずっと、叫びたいほど気持ちが高ぶっていた。


京、綾のことお姫様みたいだってっ! 可愛いって!


京、言ってた。楽しいって。


綾はみんなが学校行ってるって考えると楽しいって言ったのに、京は“綾”とサボるの楽しいって言った!


京が綾のこと何とも思ってなくても、京がそう言ってくれだけでどうしようもなく嬉しい。


きゅうぅーっと胸が締め付けられる。



やり場のない感情が溢れ出て、足や手をバタバタさせた。



初恋は、順調だ。



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