「怖いんだけど……」
「いいからっ、いらっしゃい!」
律兄オネェになりたいのかなぁ……とか思いながら律兄の部屋に入る。
「わーっ」
おしゃれな律兄の部屋は黒でまとめられていて、ポスターとか服とかが壁に飾られていた。
「座って座って」
ソファーに促され、座って律兄を見つめる。
「どしたの?」
「何か欲しいもんあるかや?」
「へ? いいよ! 充分楽しかったもん」
両手を左右に振ると、律兄はムスッとした。
「いいからっ! お兄ちゃんに言ってごらんなさい!」
「何キャラなの?」
「何かあるじゃろぉー!?」
「えぇー……」
うーんと考えると、ぱっと頭に浮かんだ。
「ピアス!」
理一にもらったピアスを思い出した。
「ピアス? 欲しいの?」
「ピアスホール開けてほしいっ」
「そんなんでいいかや?」
「うんっ」



