「「「「おめでとー!!」」」」
――パンッパンッ。
京の家に行くと、京ママが迎えてくれて、リビングに連れてかれた。
「あ、りがとう……」
クラッカーの中身が、思いきりあたしにかかる。
リビングには京、陸、陽子、律兄、直姉、京ママ、京パパがいた。
「さっ、綾ちゃん座って〜」
直姉にテーブルの前に座らされ、あたしはひとり緊張気味。
「なーに緊張しちょるかや」
ソファーに座ってる律兄が笑う。
「いやだって急だったし……」
「最近バタバタしちょったからね、さっき気づいたけん。今日綾の誕生日だって」
陽子があたしの隣に座る。
「綾もさっきまで忘れてた」
「まじ!? ウケるー!」
キャッキャッと騒ぐ律兄が、ここにいる誰よりも子供に見えるのは気のせいかしら……。



