……ごめんね、京。


あんなに愛されたのに。


離れてしまって、ふたつの誓いを忘れて、愛し続けることができなくて、理一を大切だなんて。


選べないなんて、最低だよね。


好きだと言ってくれて、ほんとにありがとう。


綾が口にしようと思ってた。


クラスメートに、友達に戻ろうって。


京が先に言っちゃうなんて、綾はどれだけ京を傷つければ済むんだろう。


これ以上、あなたを傷つけたくない。


大切な大切な、想い合った日々を。

たくさんの思い出を、封印してしまおう。



そうすることが1番いいんだよね? 京。

綾もそれが1番いいと思うから。



ふたつつの誓いは、綾のせいで裏切られてしまったね。


謝っても許されないけど。



ごめん……京。


ごめんね……。