「じゃ! また遊ぼうねっ」
「うん! バイバーイ」
陽子と朋に手を振って、和也たちの元へ歩く。
「和也」
「ん? どげんしたか」
和也に話しかけると、みんな話を止めてあたしを見る。
「帰る」
「はぁ!? まだ7時だが!」
「バイバーイ」
和也を無視して右手を挙げると、名前を呼ばれる。その声に視線を移すと、京があたしを見ていた。
「送るけん」
「……」
「ふっ、何かや変な顔して」
「水島くん帰っちゃうのー!?」
「京が帰ったら意味なかろーが!」
女子と和也が不満そうに言って、ハッと我に返る。
「いいよっ、ひとりで帰れるし!」
「綾なら俺が送るけん。主役が帰ってどげするか」
理一……っ。



