「………」
「……や! おい綾!」
「へ!? あっ、何!?」
理一に呼ばれて顔を上げると、理一は眉を吊り上げる。
「聞いちょらんかったじゃろ」
「ごっ、ごめん」
「次、何する?」
「まだやんのぉ!?」
疲れたあたしは、素っ頓狂な声を出す。
だけど歓迎会は終わらず、その後も全力氷鬼、全力かくれんぼ、全力だるまさんが転んだとか、夕方になるまで子供の遊びをやり続けた。
「綾、大丈夫?」
校庭の隅、体育座りでうずくまるあたしのもとに、陽子と朋が心配そうに寄ってくる。
「大丈夫じゃない……」
疲れた。
何でもかんでも全力でやらせて! 和也のバカ、ハゲちゃえ……。



