君を、何度でも愛そう。



京ってやっぱり不思議だよなぁ……。


なんていうか、その存在がもう、癒しっていうか。安心感が大きすぎる。


壁がないっていうか、誰でも受け入れるって感じ。


だから人見知りのあたしが出逢ったばかりの京をすぐ呼び捨てできたし、クラスの人気者だったのもそのせいだと思う……。



「歓迎会、陸と陽子も来るかや?」

「え? あぁ、来るんじゃないかな」


和也のことだから呼んでるでしょ。


「あっ!」

「えっ!?」


突然の大声に驚いて、急いで京を見る。


………え。ちょと……まさか?


京の視線の先には、昔よく遊んだ川。


京はまるで子供みたいに目をキラキラ輝かせて、川を見つめていた。その様子から、京の考えていることがわかる。