君を、何度でも愛そう。



「それ、初めて会った時着てたのと似ちょる」

「え?」


京と歩く道の最中、京があたしの服を指差す。


「あん時も、白いワンピース」

「そうだったかな? そうかも」


初めて会った時かぁ……何年前だ?


「6年以上前」


ひーふーと指折り数えていると、京が答えを言う。


……京って、何であたしが考えてること分かるんだろ。


エスパー?


「普通の人間に決まっちょるじゃろ」

「だから何で!?」

「分かるけん」


だから、何で?


くっくっと口を押さえて笑う京。


何かもう普通に話してるし……。