「ふたり共……ずっ、ずきっ!」 「……ずき?」 「あたしも好きだけん!」 わーん!と陸も道づれに、抱きついて泣いた。 こんなに幸せなことはない。 理一だけじゃない、陽子と陸がいてくれたから、京がいなくても、あたしは今までやってこれたんだ。 出会えてよかったと、心から思ったよ。 ありがとう、本当に、ありがとう……。 あたしたちはそれぞれの思いを抱え、自由にすることを決めた。 結果がどうなろうと、こうすることが最善であることは間違いなかった。 夏休み前日。 絆が深まった、夜のこと。