「綾っ!」
「!? ……よ……うこ?」
陽子があたしに抱き付いてきた。突然のことに驚きながらも、陽子の後ろに立っていた人影に気づく。
「り、く……」
陸はあたしを見て少し笑みを見せると、京のほうに向き直った。
「久しぶりだけん。京」
「……おう。陸」
京が懐かしそうに、ほんとに幸せそうに笑う。走馬灯のように、昔4人で遊んでた記憶が後から後から思い浮かんだ。
……やばい。ほんとに泣きそう。
陽子と陸が来てくれたことで、緊張していた体が力を失った。
「大丈夫だけん、綾。大丈夫」
陽子が耳元でささやき、あたしの背中を優しくさする。
「朋」
陽子があたしを離し、朋を呼んだ。



