穂高 理一。
2年生の時に初めて同じクラスになった。
第一印象は、モテそう。
いつからだったか、理一に目がいくようになった。
動き始めたのは体育祭の、綱引きの時。
周り全ての音が消えて、理一の強い目と声に、圧倒された。
目を逸らせなくて、ただただ、見つめていた。
怖かった。理一が、怖かった。
例えるならば、赤。熱い炎。
衰えることのない力強い眼差しに、何度も引き込まれそうになった。
情熱が似合う、そんな人。
似てると言えば、似てると思う。
でも逆と言えば、真逆だ。
京は、白。雪のような人。
純粋で綺麗で、壊れてしまいそうな儚さがあった。
綾は京が大好きで、京に好かれたかった。触れていたかった。抱き締めていてほしかった。
ずっと、一緒にいたかった。
全てを優しく包む、白。
全てを燃やし奪う、赤。
雪は炎に、溶かされるのかな。



