そのままホテル内の食堂でみんなと話しながら食事をとり、その後、それぞれ部屋に戻ることになった。
「おやすみ〜」と口々に交わし、別れようとした時。
「綾」
理一が手招きをしている。
な……何?
「何ビビッちょー! 早く来いや!」
「な……何で綾がキレられなきゃいけないの……」
「先寝ちょっていーけん」
渋々理一の元へ歩くと、理一は勝手にみんなにそう言って、綾の手を引いて歩き出した。
「ねー。何ー?」
「……」
理一は綾の手を引いたまま、黙々と歩いて行く。
そのうちホテルの最上階に着いて、視界に広がる光景に驚いた。
「わっ、キレーっ」
そこは大きな窓に囲まれていて、窓の外にはキラキラと光る夜景が広がっている。
「何ここ、穴場?」
いつの間にか手は離れていて、理一は綾の1歩後ろに立っていた。
「おら」
「……え?」



