「見せたいものあるけん」 ああ……だよね。何期待してんだろ……。 どうせ綾はまだお子様ですよっ。でもやっぱり告白とかされたいもんっ!! あーだこーだ考えてると、京が口を開いた。 「行けるよな! まだ親帰ってこんじゃろ!?」 「まぁ……うん」 純粋に京が何見せたいか気になるし……。 そうして綾たちは暗闇の中へ。 この時綾は、ひそかに芽生えていた気持ちに気付くことはなかった。