君を、何度でも愛そう。




雪がしんしんと降る季節。寒さを感じるようになった頃、綾たち3年の大イベントが近付いていた。


「今日は修学旅行の班決めするけーん」

「「「修学旅行───!」」」


一気にクラス中が盛り上がる。


そう、修学旅行です!

めちゃくちゃ楽しみ! 綾は沖縄行きたいっ。


「ねー。今年どこかなっ」


綾の中学は毎年行くところが違くて、当たりもハズレもある。でもほとんど自由行動だから、あんまり場所は関係ないらしい。


「あたし沖縄がいいが」

「俺も」

と、陽子と陸。


「俺、東京がいーけん」

と理一。


「はい、じゃあ班決める前に、行き先発表するけん」


朋が声を張り上げる。

そっか。学級委員だから、もう知ってるんだ。


同じく学級委員の和也が、大きく息を吸っている。みんな静かに、和也に集中していた。


綾も祈るように、緊張しながら和也が発表するのを待つ。


沖縄……沖縄……。