《約束守れなくてごめん。
だけど
約束を守ることを誓うよ。》
綺麗な文字で、そう書かれている。
京が東京に行く前に、綾に残した唯一のもの。
幾度も読み返したはずなのに、何でまた涙が出るんだろう……。
泣くのをやめたの。
京がいなくても大丈夫だと、周りにアピールしてた。
だけどそんなのは昼の顔で、夜になれば泣き疲れて寝る毎日だった。
今見上げる星空に君の面影を探したり。
ふたりで見たあの星空に君の面影を探したり。
1年と半年。もう充分頑張ったよ。
知らないふりをして、あらゆる痛みから逃げ続けた。
もう無理かもしれない。
そう思った瞬間、後ろから声がした。
「京に会いちょー?」
また、涙が床に落ちた。



