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「綾ちゃんいらっしゃい! 律から聞いちょーよ。上がって上がって」
「うん。お邪魔しまっす」
律兄に言われた通り、綾は京の家を訪問。律兄はまだ帰ってきてない様子。
何なのよもおっ! 自分から呼んどいて!
ムスッとしてると、京ママが声をかけてきた。
「リビングにいるかや?」
「――……」
しばらく京ママを見てから、首を振った。
「京の部屋にいる」
京ママは何も言わず、綾にミルクティーだけ渡してリビングに戻っていった。
綾はゆっくり京の部屋に向かう。
部屋に入ると、懐かしい匂いがした。
「久々だなぁ……」
綾がこの部屋で発作を起こして、倒れた時以来だっけ?
見上げればやっぱりある、大きな天窓。
生プラネタリウムだと騒いだ、幼い頃。
床に寝っ転がり、天窓を見上げる。キラキラと無数に輝く星たち。
綺麗だなぁ……。
スカートのポケットに手を突っ込んで、少しシワがついた紙を取り出した。それを、ゆっくりと開く。



