夕闇に輝く太陽を後ろに、和也と綾は並んで歩いた。 「……あのさ」 沈黙を破ったのは和也、じゃなくて綾。 「話って、もしかしてさ……」 「うん、対抗リレーん時の」 ……やっぱり……。 綾は相当、顔を歪ませたんだろう。 「ごめん……聞かれちょーないだろうなとは、思っちょったけん」 「あ……いや、いいよ」 綾は手を横に振って笑った。 「じゃあ、聞くけど……」 和也は言いづらそうに口に手を当て、視線を綾に合わせると同時に口を開いた。