「せーのっ」
「かんぱーい!」
「優勝おめでとー!」
「おつかれーす!」
体育祭が終わり、景品のジュースとお菓子でお疲れ会&お祝い会。
綾たち2年1組は、学年1位と総合優勝のダブル優勝で、最高の結果だった。
「盛り上がったなー」
「やっぱ理一だがっ」
「あれは焦ったけん!」
「ねー、綾っ。焦ったよねぇ!?」
「えっ!? あっ、うん! 本当焦った!」
「だよねーっ、理一バトン受け取らないけん、ヒヤヒヤしたがぁ」
みんなは優勝して浮かれまくってる。それぞれ楽しく会話を始める中、綾は端っこの方で机の上に腰掛けていた。
「綾〜。楽しかったね」
ボーっとしていると、陸や根岸さんと盛り上がっていた陽子が駆け寄ってくる。
「ん。盛り上がったね」
「……何か疲れちょー?」
「……ちょっと」
笑顔を無理に作って、結んでいた髪をほどいた。
しばらくして、騒いでいたみんなが静かになる。
「何かやお前ら。今さら疲れちょるんかっ」
担任もよっぽど嬉しいんだろう、体育祭が終わってからというもの、機嫌がいい。
「もう帰りんさい。今日はお疲れ様。また明日、元気に登校しんしゃい!」
みんな「明日も学校だが〜」とぼやきながらも、やっぱり楽しそうに帰っていった。



