「「いやぁった────!!」」
「「キャ──────!!」」
「っし!」
理一がガッツポーズをとる。
「「「りいち─────!!」」」
「ぐえっ!」
みんなが理一にタックルをして、すぐに理一は埋もれて見えなくなった。
「焦ったが、バカーっ」
「かっこよすぎ!」
「最高の勝ちだがぁ!」
みんなテンション上がりっぱなしで、埋もれていた理一が顔を出した。
「分かった! もう分かったけんっ! ありがとありがとっ」
理一は無邪気に笑って、みんなとふざけて握手をしている。その様子を見ていると、ふと理一がこちらを見た。
「綾はー? 何もないのかや?」
「……お、おめでと」
「さぁーんきゅうっ!」
ずいぶんご機嫌……。
「おっし! 後は結果発表だけだが」
和也がまとめると、もうみんな優勝したみたいにテンションが高い。
「いぇーい!」
「優勝いただきぃっ」
「打ち上げだがーっ」
わいわいとみんながクラス位置に戻る。
………。
綾はゆっくり、みんなの後ろを歩いた。



