「ぎゃー! 相手、5組だが!」
「ウソっ!」
対抗リレーは全学年競技で、各学年から2クラスずつ出て計6クラスで競技する。綾たち1組は、5組と組合わせだ。
「どんだけ優勝争いなの……」
「これで決まるようなもんだが。今までの合計点数、近いけん」
「まじで!?」
「他のクラスはいいけど、5組に負けたら優勝できんが」
「……勝つしかないね」
綾達は円陣を作る。
「おーしっ。絶対優勝するぞっ」
「おー!」
いよいよ対抗リレー。
緊張してきた……。
綾は結局、最後から2番目、アンカーの理一の前になった。スターターは陽子。
『選手は並んで下さい』
担当の先生の機械的な声が、校庭に響いた。
全員が位置に着く。
「位置についてー……よーい」
─────パンッ。
「陽子がんばれ!」
思わず声を出す。
ヤバい、絶対ヤバい! うあ〜5組速いしーっ!



