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「え」
「何アレ」
「まじ?」
3年生の競技中、ヒマな綾たちは対抗リレーの作戦会議中。でもさっきから作戦会議そっちのけで、視線は遠く。
「和也が告られちょーよ!?」
クラスのみんなが綾たちの所に来る。なんせバッチリ告られてるのが見えるから。
「うわー結構可愛いが。あれ1年?」
「何? 和也ってモテるん?」
口々に話す皆の会話を、黙って聞いていた。
「綾?」
理一の声でハッとする。
「ん? 何か言った?」
「ボーッとしちょったから」
「あぁ、……や……和也、意外だなーと思って」
「和也? あいつけっこー告られちょーよ」
「「まじで!?」」
周りにいたみんなが驚くと、理一は自分のことじゃないのに得意げに話す。
「人懐っこいけん。先輩にも告られちょーよ」
「……へー」
意外だな。まぁ、分からなくもないけど。
「会議終わったー?」
笑いながら和也が戻ってくると、男子たちが悔しそうに和也に絡み始めた。
「お前、何告られちょるんよ」
「モテ男めっ」
「まーじか。俺ってモテちょるんかあ?」
調子良く和也が笑い、「断ったの?」と聞くと、和也は「うん」とだけ言った。



