君を、何度でも愛そう。



「頑張れーー!」


たくさんの応援が飛び交う中、2年1組は何となく目立っていた。仲間を総出で応援しているのもあったけど、何より格好が奇抜だからかもしれない。


裾がボロボロになった長ジャージ。頭に巻かれないハチマキ。何気に美男美女が多いし、茶髪の和也と綾。それに金色のメッシュの理一。


「……目立つよそりゃ」


何しろ結構な田舎だし。


「綾、綾! すごいがっ」

「えっ、何!?」


陽子の視線の先を見ると、いつのまにか男子の綱引きに変わっていた。


「すごっ……」


対するは2年3組。和也と理一を中心にかけ声を出して、力いっぱい綱を引いている。


綱の真ん中に印された赤い線が、1組のテリトリーに入った。


「やったー!」
「勝った!」


うわーすごいっ、圧勝じゃん!


「勝ったぜー!」
「二回戦進出っ」


口々に喜ぶ男子、色めきたつ女子。


「女子も1位取ったけん! 優勝しちゃうかも!」


女子1位取ったんだ! すごいすごい!


「男子も頑張ってよね!」


気分がよかった。何ていうか、この一体感がすごく心地よくて。海に流されているような、風に揺られているような、不思議な感覚。


失いたくないと、なぜか本気で思った。